北海道自動車情報誌「カーピアCelhome(セロム)」は寒冷地の視点で車の特徴を紹介|発行:株式会社イベント工学研究所

編集新世紀

2020年6月+7月 新緑号

  • 本号の「エッセイ21」欄レギュラー執筆者の丹羽祐而氏から『北海道版「哲学の道」構想』を寄稿していただいた。さっそく感想を丹羽氏に返信した。「"北海道に「哲学の道」構想"面白いですね。」
     実は、筆者は学生時代に中野区新井薬師に下宿していたことがあり、近くに「哲学堂公園」があった。西武新宿線新井薬師前駅より徒歩12分のところである。因みに哲学堂公園は哲学館の創設者である井上円了が、ソクラテス、カント、孔子、釈迦を祀った「四聖堂」を建設したのがこの公園のはじまりである。この四聖堂を当初哲学堂と称し、それがそのまま公園の名になった。
  • 丹羽さんが言う京都の「哲学の道」、その由来は、その昔京都の哲学者である「西田幾太郎」を始め、その弟子「田辺元」「三木清」らが思索にふけりながら歩んだことから、その名前で呼ばれるようになったといわれている。散歩や散策にぴったりのスポットだ。
  • 我が北海道、文化都市札幌にも「哲学の道」なる散策路とそのドライブコースを造成してはどうかという丹羽氏の提案だ。
     北海道は数年前に「開道150年」を迎えた。厚別区野幌森林公園に北海道の未来への限りない発展を象徴するものとして、1970(昭和45)年に北海道百年記念事業の一環として建てられた「北海道百年記念塔」がある。いまは、老朽化で解体の方針という。
     そこで例えば、「開道200年」を見据えて道民の心の旅なる「未来の哲学の道」に新しいコンセプトの「哲学堂」と「哲学の道」を造成すれば哲学的観光スポットになるのではないだろうか。
  • 21世紀のエコロジー思想を牽引する哲学者の一人、ティモシー・モートンが、新型コロナウイルスに関するエッセイを執筆する上でテーマに選んだのは、「共生(symbiosis)」という言葉だった。
     「われわれは皆、共生的な存在であり、他の共生的な存在と絡み合っているのです」「このウイルスは汚染と炭素排出を大いに縮小させている」ともモートンは指摘している。新型コロナウイルスは皮肉にも地球をエコジカルなものにしており、新型コロナは「敵」ではなくウイルスとの「共生」だという。だとすれば、パンデミック緩和後は環境対策をより一層重要視していく必要があるのだ。
  • 「北海道未来哲学堂」(仮称)なる建物において『コロナウイルスと明日の北海道(開道200年)」を若者達と語り、考えることはまさに哲学的ではないか。ぜひ、札幌に「哲学の道」を創設しよう。
  • 5月4日、新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」が示された。その項目の中で「働き方の新しいスタイル」が提案されている。ロテレワークやローテーション勤務□時差通勤でゆったりと□オフィスはひろびろと口会議はオンライン□名刺交換はオンラインロ対面での打合せは換気とマスク、である。
  • この「新しい働き改革」は経済活動において確実に変容することになるが、ますますクルマの必要性と便利性は高まるだろう。新型コロナウイルス時代、クルマの評価は高まるばかりだ。

(S.T)

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