北海道自動車情報誌「カーピアCelhome(セロム)」は寒冷地の視点で車の特徴を紹介|発行:株式会社イベント工学研究所

エグゼクティブサロン

2018年6月+7月 新緑号

ネッツトヨタ道都 鎌田 直之常務

原点回帰の"行動"で、未来の栄光へ更なる飛躍!
ネッツトヨタ道都
鎌田 直之常務

 今年1月、創立70周年に向け新たなスタートを切ったネッツトヨタ道都。鎌田常務は、常務就任2年となるが、プロパー役員として社内をまとめ、また歴代社長の風土改革をさらに深化させているなど実績を上げている。また、社員の良き相談相手として人間的信頼を得ている鎌田常務に会社の近況などを聞いた。

-貴社の創立60周年は、札幌の観光スポット『さっぽろテレビ塔』開設の60周年と同じですね。
 「そうです。『さっぽろテレビ塔』は昭和31年12月に塔体が完成し、翌年の12月に3階屋上プラネタリウムがオープンしていますので、当社の設立(昭和32年12月)と同じ60周年を迎えたことになります。それで昨年11月、当社とさっぽろテレビ塔様とのコラボイベントを新装オープンの美しが丘店で開催しました」

-一昨年の常務就任時に『社員が自由に活発に意見を言える社風、また言われなくてもチャレンジする心を持てる社員の育成をしたいですね』と抱負を語っていましたが
 「それ以来、約2年経ちましたが、社内のムードは大変良くなりました。社員が自信を持って仕事にチャレンジする会社に変革したと思います。何事にも"自由"にできるという風土は大切です。社員の進化は会社の進化でもあり繁栄ですから」

-昨年の会社方針は『創立60周年を機に"新たなるチャレンジ"でしたが、今年の方針は。
 「平成30年会社方針は『原点回帰の"行動"で、未来の栄光へ更なる飛躍!』です。原点回帰とは、平成16年5月1日にネッツ店とビスタ店が統合(ネッツトヨタ道都に社名変更)し、新しい『ネッツ店』が誕生した理念を意味します」
 「『新ネッツ』はトヨタがGNT(頑張ろう 日本のトヨタ)計画において安定的にシェア獲得を目指すために打ち出したブランド・チャネル再構築の実現。ターゲットはヤング・女性を始めあらゆる世代の『新たな価値観』を持つお客様で、商品は新しいネッツ店に相応しい、独自の存在感あるラインナップを形成するとしたのです」
「会社方針には3項目あります。①基本的営業活動でお客様の"嬉しい"を増やす。これは、他社との差別化を図るには CSを高めることですが、これをわかりやすく"嬉しい"と表現しました。②働き改革で、社員の笑顔あふれる職場づくり。3つの委員会を設置し改善を図っていきます。働き改革委員会、安全衛生委員会、監査委員会です。③ルールを守りCSRへの取組徹底。これは文字通り、会社の規則、社会の規範を遵守することですが、交通事故を無くするという社員の自覚が大切と思います」

-昨年9月から「レディースデー&プラチナデー」というユニークな企画を行っていますね。
 「『レディースデー』(毎月第1・第3木曜日)は他社でも実施していますが、65歳以上のお客様が対象の『プラチナデー』(毎月第1・第3月曜日)は珍しいかも知れません。いずれも、整備メニューを特別価格で提供のほか、来店時にはお得な特典も用意しています。自社保有客も高齢化が進んでいますので、保有台数を減らさないという一策から実施しています。お陰様で成果が出てきています」

-店舗のリニューアルも積極的ですね
 「当社はトヨタビスタ札幌時代に店舗を増設した経緯があり、建物の老朽化が激しく全面改築やリフォームを随時計画しています。昨年の11月3日に全面改築オープンした美しが丘店は、昭和62年10月にトヨタビスタ札幌里塚営業所として開設したもので30年も経過していました」

-新卒の採用状況は
 「今年の新卒入社社員10名です。営業5名(内女性2名)、エンジニア5名。昨年4月入社は17名で、営業12名(内女性フロア4名)エンジニア5名でしたので、来年度はもっと多くの優秀な新卒社員を採用したいですね。そのためには当社の社風と実績をアピールし、『明るく、楽しい職場で自分を磨こう』をPRしていきたいと思います」
「それに、女性社員の活躍も素晴らしいですよ。育児休暇制度を利用し職場復帰する人、また営業スタッフとして店舗トップクラスの販売実績を上げている人など、当社は"女性社員時代"となれるような制度改革と社風の刷新に努めていきたいと思います」

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ホンダカーズ札幌中央 庄木 誠常務

新中サ全ての領域で、お客様を守り増やす活動の質を改善!
ホンダカーズ札幌中央
庄木 誠常務

 同社は昭和51(1976)年4月(株)北央ホンダモーターとして設立、その後、社名変更やグループディーラーを統合し、今年創立42周年を迎えた。道内のホンダ地場資本最強のディーラー。今年2月に取締役常務執行役員(営業本部長)に昇任した庄木常務に、ディーラー人生38年目の感想、エピソード等を聞いた。

-常務昇任おめでとうございます。札幌ホンダグループの新卒で、初めての役員(平成28年取締役就任)ということですが。
 「有り難うございます。取締役常務は全社の営業部門を総括する役務ですので大きな責任がありますが一方、会社を成長させる楽しみがありますね。私は新卒で初めての役員ということですが、若い社員には希望をもって役員や管理職を目指す気概を持って欲しいと思います」

-入社に際してエピソードがあるそうですが。
 「私は元々、人前で話すことが苦手でクルマが好きであったことから北海道工業高校自動車科に進学しました。自動車科生徒数150名の中でいたずらっ子の一人でしたが、卒業直前まで就職が決まらず就職担当の荒木先生に色々迷惑を掛けていましたが、先生から『僕の知り合いが札幌ホンダにいるんだけど、就職頼んでみようか』ということで入社することができました。今では、採用していただいた髙田社長(現、会長)の英断(?)に感謝しています」

-社内での職歴、また運転免許の取得はいつですか。
 「運転免許は高校卒業前に取得していました。社内の履歴は、サービスエンジニアとして入社し、その後サービスフロント、工場長(課長)、デポックス店(板金塗装)、サービス部(部長)、営業部(部長)といろいろな職場を勉強させていただきました。
 特に、髙田社長(現会長)からサービス部部長から営業部長に命名(平成16年1月)されたときは、車の販売経験がありませんでしたので正直驚き、不安でした。その後、ホンダカーズ札幌中央に社名変更(平成19年1月)になったときにはサービス部部長でした」
 「翌年の1月に再度、営業部長に命名されました。メーカー出身の遠藤光二社長(平成17年4月〜平成21年2月)からの辞令でした。遠藤社長は当社に就任以来、新体制に向けて有能な人材の人事異動を実施し企業風土改革に取り組みました。つまり、イベントでの新規増販主義から、イベントの回数を減らし、販売したお客様と十分なコミュニケーションを図り、顧客管理を重視する方針に舵を切りました。
 遠藤社長は『整備はクルマ販売の命だ。ここで買ってくれたお客様がこのディーラーに任せておけば絶対安心だと思わせる対応をしなければ生き残れない』と特に、お客様の定期点検、車検時のサービス入庫促進に力を入れました。遠藤社長が営業経験の無い私を営業部長に登用した理由は、サービス部門の経験を新車販売の顧客管理でサービス入庫推進を徹底させようという方針からだったと推察しています。現在、全拠点でサービス入庫の方針が浸透し、入庫台数、サービス売上が増加さらに、新車販売も伸張するという経営体質に変革されているものと考えています。しかし、理想や目標には届いていませんのでこれからも努力しなければと思っています」

-クルマを販売した経験は。
 「私は入社以来、1台もクルマを売った販売実績がない、貴重な(?)営業本部長と思っていますが、(車は売っていませんが)お客様には当社の真心を売ってきたつもりですし、また今後もそうありたいと思っています」
 「人生いろいろ、職場いろいろ」経験の庄木常務に、ホンダカーズ札幌中央躍進の命運がかかる。

■プロフイール

庄木 誠(しょうき まこと)
昭和37(1962)年5月10日 56歳余市町生まれ、札幌育ち
昭和56年3月 北海道工業高校 自動車科卒業
    4月 札幌ホンダ自動車(株)入社
昭和60年8月 (株)ホンダクリオ札幌東に社名変更
平成9年 1月 (株)ホンダクリオ札幌東デポックス店長(板金塗装)
平成14年1月 (株)ホンダクリオ札幌東 サービス部 部長
平成16年1月 営業部 部長
平成19年1月 (株)ホンダクリオ札幌東と(株)ホンダプリモ新札幌を統合し、(株)ホンダカーズ札幌中央に社名変更、サービス部 部長
平成20年1月 営業部 部長
平成26年2月 執行役員 営業部長
平成28年2月 取締役執行役員 営業本部長
平成30年2月 取締役 常務執行役員 営業本部長

庄木常務の性格は明るく真面目で頑張り屋。サービス時代にお客様のクレーム処理で、名刺に役職がなく悔しい思いをしたことのエピソードを披露。4人兄弟の2番目、兄は東芝でワイヤレス電力伝送の研究開発に論文を発表するなど活躍中。家庭は奥様と二人のお嬢様の4人家族。趣味はゴルフ。信条は『好きなことを自分の思う通りにすること』。

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トヨタ部品北海道共販 杉浦 右一社長

仕事に "日々変革"を求め、将来の市場変革に対応
トヨタ部品北海道共販
杉浦 右一社長

 「2017年度の総売上は343億28百万円(目標314億円)。社員の努力で一昨年度に続き目標を達成することが出来ました」と笑顔で語る杉浦社長に新年度の抱負などを聞いた。

-まず、来年の10月に創立50周年を迎えます。
 「50周年という会社にとって大きな節目を迎えますが、行事的なことは今は何も決めていません。これからの検討となりますね」
「2018年度はトヨタ自動車が『チャネルによる全国一律の取り組み』から『地域に合わせた取り組み』へとシフトしたこともあり、施策について販売店様から様々なご意見・ご要望を頂戴し、共販店としての新たな役割を果たしていきたいと考えています」

-豊田章男社長はある会合で、「私たちトヨタは、『これまでの延長線上にある成り行きの未来』と決別し、『自ら創造する未来』を選択しました」と語っています。近い将来の業界をどう考えていますか。またその対応は。
 「市場環境は不透明な状況が続くと想定せざるを得ません。このような時こそ変化に柔軟に対応しながら当社の『企業理念・経営理念』(※注1)を全うし、当社の存在意義を高めることが重要と思います。
 「私は社内のあらゆる機会で『少子高齢化、保有台数の減少という中で、さらに業界は『CASE』(※注2)とAI(人工知能)による革新により自動車関連ビジネスは大きく変革する。だから、現状のままで 仕事をしていては、10年後会社の存立すら危うくなる。』と話をしています」
 「社員の皆さんに"変える""変わる"ことを意識してほしいのです。
 そういう社長の行動は社員から"嫌われる"のですが、嫌われることを言うことが社内改革、引いては社員の成長、幸福につながると信じています。足元の販売に関わる仕事は社員の皆さんはプロです。
 お任せしていますし成果も期待以上に挙げてくれています。社長の報酬は、将来の経営環境を見定め、会社のとるべき方向性を提示し、必要な対応を取っていくことの対価だと思っています。」

(※注1)「企業理念:トヨタ車にお乗り頂いている全ての方へ安全・安心で快適な車生活をご提供する。「経営理念」:・従業員の幸せ・お客様へのお役立ち・雇用の創出と納税
(※注2)「CASE」:C=コネクテッド、A=自動運転、S=シェアリング、E=電動化

-社内改革について
 「システム化による生産性向上や、ペーパーレス化を促進すること、会議のあり方を考える、ことなどは社員の皆さんが本当に一生懸命取り組んでくれています。」

-人材について
 「今年は4名の新入社員が入社してくれましたが、採用環境は年々厳しくなっています。当社の企業力をアピールし採用数を増やしていきたいと考えています。女性の仕事の対する意識も変わってきているように感じます。社員には当社の行動基準である『勤勉・正直・思いやり・改善・コミュニケーション・成長(育成)誇り』を胸に、社員力を磨いて欲しいですね」

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